登録支援機関は、特定技能で働く外国人の生活や仕事の相談を、会社に代わって支える機関です。支援のうち回数が決まっていて、いちばん多いのが定期面談です。ここから比べると、見積もりの差が読みやすくなります。
福島の登録数と、その内訳
2026年10月15日版の登録簿で、住所が福島県の機関は95件です。名称で分けると、株式会社が39件、協同組合が31件、行政書士が10件です。
2024年1月1日以降に登録された機関は43件で、半分近くを占めます。登録が今も有効かは、登録簿の確認方法で確かめます。
※ 登録簿の住所は本部の所在地です。福島は県が広く、浜通り・中通り・会津で移動の時間が大きく違います。住所が県内でも、勤務地まで来てくれるとは限りません。
面談は、1年に何回あるか
定期面談は、定期面談は、本人と、本人を監督する立場の人(直接の上司や代表者など)のそれぞれと、3か月に1回以上行うとされています。例として、5名で、本人との定期面談が1年に20回です。上司との面談も別に要ります。
面談は、本人と上司が同意していれば、顔を見ながら話せるオンライン会議やテレビ電話で面談してもよいとされています。ただし、オンライン面談を使う場合も、1年に1回以上は対面で面談することが望まれるとされています。県外の機関に頼むなら、年1回の対面に誰が来て、交通費をどう払うかを聞きます。
東北の機関と、全国対応の機関の料金
会社一覧には、福島県に住所がある機関は載っていません。福島を対応地域に書く東北の機関と、全国対応の機関の公式料金を並べます。
| 機関 | 公式の月額 | 対応のしかた |
|---|---|---|
| 川越政伸行政書士事務所(山形県) | 2万2,000円から(税込) | 東北6県が中心 |
| 行政書士法人Tree(東京都) | 1万780円(税込) | オンラインと出張 |
川越政伸行政書士事務所は、東北6県(山形・宮城・福島・岩手・秋田・青森)を中心に対応と案内しています。在留申請の行政書士報酬は月額支援料と別です。
Treeは、全国対応で、対面が必要な場面は出張も可能と案内し、オンライン面談を使い、地方の会社にも同じ水準で支援とも書いています。追加の支援は1時間5,500円(税込)です。
例:5名を1年間頼むと
仮に、5名を12か月とします。税込の月額で計算すると、次のとおりです。
- 東北の機関
- 2万2,000円から(税込) × 5名 × 12か月 = 132万円(税込)
- 全国対応の機関
- 1万780円(税込) × 5名 × 12か月 = 64万6,800円(税込)
※ 東北の機関は「〜」つきの最低額。追加支援・交通費・申請費は含みません。
この差を、Treeの追加支援の料金(1時間5,500円(税込))に直すと、約122時間分です。1年で、同行や対面の面談をこの時間より多く頼むなら、近くの機関のほうが安くなる計算です。ただし、福島まで来るときの交通費は、時間の料金とは別にかかります。そのため、実際の分かれ目はこの時間より短くなります。
見積書の読み方は、委託料の相場と見積もりで確認できます。県外の機関の確かめ方は、全国対応と訪問範囲で確認できます。
比較を止めるべき場合は?
県外の機関で、対面1回の交通費が分からないまま、基本料だけで決めるのはやめます。上の分かれ目が計算できないためです。
本人がオンライン面談に同意しない場合も、基本料の安さだけで選びません。面談のたびに対面になり、前提が変わります。
次にやること
- 1年に見込む対面の回数(年1回の面談・同行・出迎え)を書き出します。
- 県外の機関には、対面1回の交通費と、追加支援の時間の数え方を聞きます。
- 同じ5名・12か月で、追加分と交通費まで入れた総額を並べます。